こんにちは。まきこです。
突然ですが、転職活動で別ポジションへの打診を受けたらあなたはどうしますか?
「自分の希望とは違う。キッパリ断る」
「他に内定が出なかったらヤバい。希望とは違うけど打診を受ける」
そうやって心に決めた答えがある人は、当記事はスルーしてください。今回は、別ポジションへの打診を受けて困っている人向けの情報です。
打診を受けていいのか分からない。自分の決断に自信が持てない。そんな人に一読してほしい記事です。
さっそく、対処方法を見ていきましょう。
「今利用している転職エージェントはぶっちゃけちょっと不安…」という人は、下記の記事をどうぞ。
Contents
そもそもの迷いは転職決意の時点で起こっている
そもそも、今の会社を辞めて転職することを選んだのは自分のはずです。
それなのに「ポジション打診を受けて良いのかな…」と答えが出せないということは、転職の時点で決定的に考えが甘い可能性が高いです。
例えば、私の場合は
『マンネリ化した今の仕事を抜け出したい』
といった漠然とした気持ちで転職活動をしており、仕事内容や職種などはあまり定まっていませんでした。
「今よりもっと良い会社があるだろう!」
「今とは別の会社でもっと刺激的な仕事がしたい!」
といったテキトーな気持ちで転職活動をしていました。
今となっては、漠然とした気持ちだけではなく
「興味の持てる仕事内容や職種は何だろう?」
「次の会社に求める譲れないポイントって何だろう?」
という視点を、もっと深く考えるべきでした。
「やりたい仕事に就ける人は、ほとんどいないんだから、妥協は必要だよ」
と、転職活動でもしばしば言われますが、妥協は必要だとしても、譲れないポイントまで妥協しては続かないです。だって転職の意味がないんですから。
大事なポイントまで妥協してしまうと、結局ダメ社員になってまた転職希望者になっていきます。
会社の人間関係が良ければ長続きしますが、悪ければ結局転職まっしぐらです。
ちなみに・・・
転職エージェントを利用して応募していると、ポジション打診のメールはこんな感じで来たりします。というか、私もこんな感じでメールを送っていた側です。
(採用担当者/転職エージェントより)
先日は面接大変お疲れ様でした。
先方より選考結果が届きましたのでご連絡いたします。
応募書類および面接にて慎重に選考した結果、〇〇のポジションでのご応募はご希望に沿うことができない結果となりました。大変申し訳ございません。つきましては、●●のポジションでの選考はいかがでしょうか。
ご検討いただけますと幸いでございます。
こんなメールが届いたら「自分のやりたいことと違うのに…」「どうせ埋め合わせか何かだろう…」という悩みを抱える人は多いと思います。
欲しい人材にこそ企業は別ポジションへの打診をする

では、今度は別ポジションへの打診する企業側の気持ちを想像してみてください。
会社としては当然、利益をもたらす人に入社して欲しいですよね。
つまり、「別ポジションでもうちの会社に来て!」は、「良い人材だからあなたのことが欲しい!」というアピールとも取れます。
例えば、このような採用をする会社を、をあなたはどう思うでしょうか?
『Aというポジションは内定が出た。
ただし我が社はBというポジションでも人が欲しい。
そう言えば、ポジションAで見送った人がいたな…
よし!とりあえずポジションBで採用するか』
はい、終了ですね。これでは誰も幸せになれません。
「人手不足解消のためにとりあえず…」と割り切ることもできますが、そうすると、
「やっぱりこの人だと、会社のためにならないな」
と必ず悩む時期がやってきます。
会社としても妥協して採用した分、熱意も弱く、ダメ社員になっていきます。
会社は、
「自分の会社で活躍してくれるか?」
「自分の会社に利益をもたらしてくれるか?」
という視点で採用を行うものであり、ポジション打診は希望のあるサインなのです。
仕事ができる人の特徴については、下記の記事をどうぞ。
経験者なら企業は育成コストを削減できる
一般的な中途採用においては、即戦力がベスト。なぜなら、即戦力なら、人を育てる手間も時間もかからないし、会社にとってこれ以上のメリットはありません。
例えば、刺身が食べたくなりスーパーに行ったとします。
すでに刺身になってパックされているものだったら、帰ってすぐに食べられますよね。
一方で、魚を捌くところから始めないといけないものなら、食べられるまでに手間と時間がかかります。
中途採用においても、一般的には、すぐに結果が出る方が好まれる傾向にあります。
人の育成は、ぶっちゃけ時間もかかるしお金もかかる。さらに言えば、本当に実ってくれるか分からない先行投資です。
「会社の利益になるのは、ずっと先のことかも…」
「他の人ならもっと早く仕事を任せられるかも…」
こんな焦りをグッと堪えて、打診をしているという事実。
経験スキルと大きくかけ離れるほど、あなたへの熱烈アピールだと、私は思います。
別ポジションへの打診を受けた後のアクションについて
前述した通り、別ポジションの打診を受けることは、悲観すべきことではないのです。じゃあ、その後のアクションはどんなものがあるのか、分からないと不安ですよね。
私の意見として、その後のアクションは大きく分けて3つあります。
別ポジションへの打診を受ける
最もシンプルな解答がこれ。
別ポジションへの打診を受けて、選考を進め入社するという進路です。
一般的に、未経験の職種に転職する人は少なくなく、内定を取れる確率もそこそこ期待できます。
というのも、別ポジションと言っても全くの未経験ではなく、今のスキルとシンクロしていることが多いからです。
どういうことかと言うと、このシンクロは2種類あって、
一つは『スキルのずらし』というシンクロ方法。
例えば、カスタマーセンターで培った対人スキルを保険営業に活かす、のようなものです。
対人スキルが高ければ、営業でも力を発揮できそうですよね。少なくとも、『どんなポジションがあり』『どんな人材が適性か』を熟知している会社側からのオファーなので精度は高いでしょう。
もう一つは『考え方、思考性』のシンクロ。
例えば、無駄を省く工夫に満ちた作業は、品質管理の考え方に通じる、のような適性です。
ぶっちゃけ、このあたりの心的傾向は自分では気づきにくいです。
人から言われて気づく、みたいな事は結構ありますし、
それが自分の適性なんだろうな…と。私も知人から「仕事に無駄がないね」と言われて、改めて肌で感じてます。
このように、これまでのスキルを活かして打診を受けることが一つの選択肢です。
打診を断る
次にシンプルな解答がこれ。
初心貫徹。希望に見合う会社に出会うまで、転職活動を続けるのも一つの手です。
「次こそは辞めない。最後の会社を探す」と言うと、いかにも昭和の時代を思い出させますが、私はそれも悪くないと思っています。
会社の評価や待遇に疑問を持っている場合、矢継ぎ早に転職をするよりも、自分の希望を貫き通すほうが、長期的に見て自分のためになります。
もちろん、年齢という要素は転職にあたってネックになるので、どこかのタイミングで自分なりの転職先を見つける必要があります。
年齢は転職には本当にネックになりますからね。
女性であれば、結婚や出産といったライフステージの変化にも気を遣わなければなりません。
ワーママの転職タイミングについては、下記の記事をどうぞ。
ワーママの転職タイミングは難しい。気をつけること3つ紹介します。
ぶっちゃけ「今の会社でもアリかな」なんて風向きが変わるかもしれませんけどね。
「今は一旦、お断り。でもチャンスには思い切って飛び込んでみる」そんな姿勢が今の時代には必要です。
転職エージェントへの断り方に関しては、下記の記事をどうぞ。
【例文あり】転職エージェントへの断り方。基本的な姿勢で問題なし!
打診を受けながら、別の道も探る
私のパターンですね。
打診を受ける!といっても難しく考える必要はなく、例えば面接に行って会社のカラーや社風を感じて来るのもいいですし、話を聞くだけでもOK。
ただし、その裏で着々と別の求人にも応募を続ける。
私のように同じ転職エージェントだと気まずい気持ちになるのなら、別の転職エージェントに登録するのもオススメです。
転職エージェントにはそれぞれ特徴があるので、特徴をうまく活用して転職活動を進めることをオススメします。
転職エージェントは大手のdodaと、丁寧なサポートが特徴のパソナキャリア、20代ならマイナビジョブ20'sあたりはバッチリ押さえておくといいでしょう。あなたの転職活動をうまく進めてくれるはずです。
オススメの転職エージェントについては、下記の記事をどうぞ。
初心者が押さえておきたい転職エージェント5つ。特徴をうまく活かすべし。
チャンスを掴める人が転職を成功させる

ひと昔前と比べると、今の時代は転職は普通のことになりましたよね。
その一方で、転職市場を見てみると、転職に成功する人もいれば成功しない人も結構な割合でいるのです。
「転職したいけど、書類選考全落ち…」
「100社応募したけど、内定がもらえない…」
こんな人、ぶっちゃけザラにいますよ。
そんな転職市場において、別ポジションでもオファーがあることってまじラッキーと思った方がいいです。
もちろん、オファーを受けるか受けないかは別問題です。ただし、「自分の希望と違うから」とバッサリ切り捨てることだけはやめた方がいいです。
まとめ:リスクを恐れる必要はない。リスクを減らして自分の道を見つけよう
別ポジションへの打診が来た人って、私から言わせれば本当にラッキーな人です。
チャンスをもらえたわけだし、良い人材だと評価してくれたようなものです。
もしその別ポジションを辞退したとしても、何も失うものはありません。
変化を恐れて、自分の気持ちを無視する方がよっぽどのリスクですよ。
予想していなかったポジションの場合、どうしても不安な気持ちが強く残ります。
「そこの会社に行っても、今の会社みたいに不満が出て来るんじゃないか?」
「転職で失敗したらヤバい。社歴がまた一つ増えてしまう…」
とネガティブなイメージばかりが浮かんでしまいます。
でも、転職を考えた時点で、今の会社にずっと残る選択肢はありませんよね。
どこかで脱出して、環境を変える、人生を変える決断の時が来るのです。
絶対に失敗しないことなんてあり得ません。
まずは一歩、自分の人生をより良いものに変えるために踏み出すことが、大事ですよ。
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