「自由研究で体のつくりを観察する」そんな方に向けて、魚、動物、人間での観察の仕方をまとめました!
魚の体のつくりってどんなの?魚によってつくりは違うの?淡水魚と海水魚では何が違うの?こんな疑問が湧いてくる人はまだいいです。自由研究を始める時に、疑問すら湧いてこない人。そんな人のために解決方法を解説します!
そもそも知らないと考えは浮かんでこない
「よし、魚に関する自由研究をするぞ」と決断した人がいたとして、実際どれだけの知識があるでしょうか?魚は水中で生活し、エラ呼吸をして、卵を産む。その程度の知識ではぶっちゃけ考えは広がってこないです。
ただ逆に言えば、対象物について知っていくと、考えの幅が広がってきたり疑問が湧いてきたりするものです。例えば、このような本が手元に一冊あればどうでしょうか?イメージするだけでも自由研究がドンドン進みそうですよね。そもそも知っているのと全く知らないのではその先の思考の広がり方が全く異なってくるのです。
知識ゼロだとこんな考えは浮かんでこない
例えば、魚の特徴はなんでしょうか?魚類とは何か説明できるでしょうか。
基本的に一生の間水中生活を営み、えら(鰓)呼吸を行い、ひれ(鰭)を用いて移動する。体表はうろこ(鱗)で覆われている。
ウィキペディア
その通りですよね。ただしよく調べてみると、このようにも定義されています。
魚類(ぎょるい)は、脊椎動物亜門 Vertebrata から四肢動物を除外した動物群。日常語で魚(さかな)[注釈 1]と呼ばれる動物である。
ウィキペディア
四肢動物から除外したものが魚類。これは新しい考え方です。こんな考えは知らないと広げられないですよね。
魚はなんと言っても水中で生活しており、手足がなく移動にはヒレを使います。体のつくりを調べるときは主に内臓について調べると良いでしょう。魚は次のような特徴をもちます。
- 水温が変動すると体温もそれにあわせて変動する変温動物である
- 体はウロコで覆われている
- 心臓は1心房1心室である
- 水中に殻のない卵を産む
- 魚にしかない臓器は3つあり、えら、浮き袋、幽門垂
海の生き物の体の作りを調べるときには、解剖することが可能です。中学年など年齢が高いお子さんの場合は、実際に解剖をして体の作りを調べるのも面白いでしょう。
「生の魚なんてマジ苦手・・」という人であれば、煮干しを使って観察する手もあります。この煮干しを使って観察や解剖のコツさえ身に付ければ、のちのち生の魚を観察する時なども活かせるので無駄にはなりません。
動物の体のつくり
動物は、骨、筋肉、関節があり、これらが働いて体を動かしたり体を支えたりしています。動物の骨や筋肉は、それぞれの動物の体の形や動きにあった仕組みをしているので、特徴的な形を持っていますし、その違いを調べるのも良いでしょう。また、それぞれの動物が持っている特徴的な習性なんかを調べるのも面白い観察ポイントになります。
ウサギの耳はなぜ長いか?
猫の下はなぜザラザラなのか?
キリンの首はなぜ長いのか?
もし、あなたが家で犬や猫を飼っていると言うのであれば、簡単に自由研究が進むこと間違いなしです。自由研究を通して様々なことを調べることで、大好きなペットに対する理解も深まります。

人間の体のつくり
人間も当然動物の仲間なので、骨や筋肉、関節の仕組みを調べることもできますが、断然に面白いのは体の中の臓器です。自分の体に関することを調べることで、興味も湧きやすく、イメージしやすいでしょう。
人の臓器の名前とその働きとは?
様々な臓器は体の中のどこにありどんな大きさや形をしているか?
また、
- 消化と吸収
- 呼吸の働き
- 心臓と血液の動き
など、1つのつながりを持った臓器をまとめて調べてみるのも良いでしょう。

自由研究は観察ポイントを知るともっと広がる
もし、あなたが「自由研究で体のつくりを調べてみたい」「どうやって調べてみたらいいかわからない」と言うのであれば、この記事を参考に興味を持ったテーマを見つけてくださいね。観察ポイント知利、自分の興味を知ることで、自由研究の幅はどんどん広がっていきますよ。
もし、あなたが「体のつくりは自分の興味と違う・・・」「別の自由研究をしたい・・・」と思っているのであれば、以下の記事も参考に見てくださいね。