会社勤めをしていると幾度となく直面する同僚との別れ・・・新しい人が入ってはまた同じスピードで別の誰かが去っていく。もしかすると、自分が去る立場になるかもしれない。そんな誰かの「退職」に居合わせた時、どんな言葉をかけて、どんな言葉をかけられるのか。労いの言葉についてつらつら書いてみようと思います。
そもそも労いとは?
労い(ねぎらい)とはそもそもどんな意味だろう。大辞林で調べてみると以下のように出てくる。
『三省堂 大辞林 第三版』より
そう、つまるところ、相手に対し感謝の気持ちを表すことに尽きる。
労いはどんな場面でも存在しうる
退職時に限らず、日常のどんな場面でも、同僚や部下、家族に対し頑張ってくれたことに感謝を表す場面は存在する。ありがとう、と、感謝の気持ちを表すのだ。
人は一人きりで生きていないし、どんな場面でも感謝すべき相手はいる。
退職の場面での労いの言葉とは
誰かが退職するとき、自分が退職するとき、それは今までお世話になった人との別れの時だと思う。会社を辞める、そのことをネガティブに捉える人もいるだろう。残された人には業務の負担がかかるし、さりゆく人だけが身軽になり自由な世界へ抜け出したかのように思えることもある。だけど、会社を辞める、そのことがその人の人生の別の道へ進む新しい門出だと捉えると、気持ちよく送り出してあげたい。そして今までありがとうと感謝の気持ちを伝えることを大切にしたい。
その人が上司なら、これまで仕事を教わりサポートしてくれたことを感謝するのもいいだろう。その人が部下なら、雑多な仕事もこなして自分の仕事を助けてくれたことを、その人が同僚なら困難な状況でも支え合い乗り越えてきたことを伝えるのも良い。その人との仕事上での思い出を振り返りながらこれまでの苦労を分かち合う。それが労いの言葉になるのではないかと思う。
相手との思い出と、気持ちをしっかり伝えよう。
大切なのは伝えること
昔に比べて人間関係が希薄になっている今だからこそ、言葉で相手に感謝を伝えることはとても大切だと思う。大好きな人であれば尚更、どんなに嫌で苦手な人でも、自分の人生に関わりを持ち、良い面悪い面様々な影響を与えてくれたことは感謝に値する。わたし自身、自分が退職する時、労いの言葉をかけてくれた人のことは今でもずっと忘れずに心の中に残っている。そういう気持ちの良い関係で最後は終わりたいもの。
参考になれば・・・それでは!